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2018年12月5日水曜日
はじめに
はじめに
だいぶ前に井上ひさしが亡くなって、紅野敏郎、谷沢永一、渡辺昇一と続き、日本には蔵書家らしい人がほとんどいなくなってしまいました。今残ってる大物は、立花隆や松岡正剛のようなメディアとのタイアップ感がハンパない企画モノの蔵書家たちで、これが本来の意味での蔵書家と言えるのかなと疑問に思ってる人も多いでしょう。
中山正善や小汀利得といった名だたる稀覯本の収集家が相次いで世を去った1970年前後も、後に残ってるのは雑本のコレクターばかりといわれたもんですが、今現在はさらに絶望的な感じがします。紙の本というメディア自体がオワコンである事情もそれに拍車をかけています。
で、古今東西の蔵書家ないしはそれにまつわる常識的な知識をわかりやすく総覧したサイトも本も見当たらないので、ちゃんとしたものができるまでアフィリサイトをかねて試作してみましょう。(医療なんかでお金が要りそうなので本代ぐらいまかなえれば・・・)
神田古書街の天皇といわれた反町茂雄に、日本の蔵書家たちをかんたんに振り返った文章があり、このサイトでもそれを叩き台にして話を進めてゆきます。といっても書誌学者でもなし、古書籍商でもなし、ろくな知識もない者です。反町のように個々の蔵書家の中身まで精細に把握しているわけでもないので、誰々は何万何万言ってるだけになるかもしれません。
一応 以下の構成で考えていますが、書いてるうちに変わるかもしれません
◇主題 反町茂雄によるテーマ
◇主題補正 鏡像フーガ
◇第一変奏 グロリエ,ド・トゥー,マザラン,コルベール 《欧州大陸の蔵書家たち》
◇第二変奏 三代ロクスバラ公、二代スペンサー伯,ヒーバー 《英国の蔵書家たち》
◇第三変奏 陸心源、瞿紹基、楊以増、丁兄弟 《清末の四大蔵書家》
◇第四変奏 モルガン,ハンチントン,フォルジャー 《20世紀アメリカの蔵書家たち》
◇第五変奏 現代日本の蔵書家たち
◇以下続く
◇終曲 漫画の蔵書家たち
◇主題回帰 反町茂雄によるテーマ
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